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自分にしか目を向けない学生

「今の大学生は本を読まなくなったし、勉強をしなくなった。」



前回の記事を読むと、安易にこのような結論が導きがちになってしまうと思いますが、
私自身、生活実態調査の結果を見た時にはこのように考えてしまいましたが、
よく考えてみれば、そうばかりとも言えないのです。




なぜかというならば、1960年当時の学生よりも、
今の学生の方が色々な事に取り組むことができるからです。


昔は勉強して、本を読むことしかやることがなかったと言えば言い過ぎになりますが、
今はサークル活動、アルバイト以外にも、海外に留学する機会も増えたし、
留学と言わないまでも語学研修などで短期間でも海外に行く学生も増えて来ました。
私も3年生の夏休みに、韓国の全北大学に行ってきました。



また、インターンシップであったり、
少し求めたら多くの経験を積むことができる世の中になったわけです。
サークル活動も当時の日にならないくらい色々な活動ができるようになったのではないでしょうか?




「新聞や本を読まなくなった」のは事実かも知れませんが、
これもインターネットの発達で、ニュースや情報を
即座に手に入れられることができるようになったことを考えれば、仕方のないことかもしれません。
確かに、本を読まなくなったことは、若者が活字離れをしていることの表れでもあるので、
本を読むようになるにこしたことはありませんが、
果たしてそれはそこまで大きな問題なのでしょうか?
学生の関心分野が広がったことはむしろ良いことだと捉えることもできます。
なので、今の学生は問題だ、だからそれを解決しなければない。
若者の意識改革が必要だ!と安易に言うことは問題があると思います。




しかし、私はどうしても今の学生の現状には、腑に落ちないものがあります。
では今の学生には何が足りないのでしょうか?
考えて見れば、今の学生も昔の学生も何かに力を注いで、
頑張っていることに変わりはないのです。
その内容が、自身の研究分野だったり、勉強だったり、
アルバイトだったり、サークル活動だったりするわけですが、
それぞれがそれぞれ頑張っているのです。





しかし定例研で話し合う中で、「それぞれ」頑張っているだけなのだということに気がつきました。
つまり、頑張っている目的が「個人的」であることが問題だと思うのです。



統一原理のなかには、全体目的と個体目的という概念があります。
全ての活動に於いて、組織や共同体の全体の利益を求める目的と、
個人の利益を求める二つの目的があるというのです。
「全体的な目的を離れて個体的な目的があるはずはなく、
個体的な目的を保証しない全体的な目的もあるはずがない」のです。





今の学生は、自分の将来ためとか自身を中心とした目的だけで頑張っている人が多いように感じます。
より若者に活気が出てくるためには、
社会をよくしたいとか、日本を発展させたいという気持ちが必要だと思うのです。
日本の発展と自身の幸せや安定した生活は、切っても切り離せない関係にあると思います。
1960年代と今の学生を比べた時に一番大きな違いは何かと言えば、
国や社会を発展させたいという思いの強さにあるのではないでしょうか?




若者の政治離れや、ニュースに関心を示さないのが、
「自分一人が何なしたところで社会は変わらない」という思いから来るものだとしたら
大きな問題ではないでしょうか?
自分も含め、より公的な、大きなもの、全体目的的なものに
関心を持っていくことが必要なのではないでしょうか?



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BYしずお
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大学生の生活実態調査の比較

大学の下流化の続きです。

以前、大学全入時代に入ったことを紹介しました。
大学全入時代へ






では、この大学の変化の中で、学生はどのように変化したのでしょうか?

次のグラフを見てください。



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これは中堅大学Aの生活実態調査です。
(参考 竹内洋『大学の下流化』)




このグラフだけでは分かりにくいかもしれませんが、
1960年代の学生は、専門書・一般教養書・語学書など
何れも一日平均で1時間以上読んでいるんです。
それも『中央公論』や『朝日ジャーナル』といった
「硬派」の雑誌や週刊誌が多く読まれていました。
また、1967年の私立大学全体の生活実態調査からも、
授業以外に自宅や図書館等で1日平均2.2時間勉強していました。




しかし、2006年の調査によると、
1ヶ月のほとんど読書をしない学生が35.3%と3分の1を占めており、
自宅学習をほとんどしない学生も49.0%と半分近くに上ります。





一つの大学の学生文化が30年間で大きく変わってしまったことが分かります。





次に東大と京大の「生活実態調査」を見てみましょう。



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東大生の場合
一日平均の読書時間(新聞・雑誌を除く)は43分
毎月平均の読書冊数(マンガ・コミックを除く)は6.0冊
小説・文芸書・教養書に限った場合は3.6冊
自宅・図書館での学習は約2時間、大学以外の教育機関での学習は約2時間です。




1990年代後半からは学生の読書時間や、自宅学習時間は
ほぼ横ばいということでした。
なので現在もこの状況は大きくは変わっていないと思われます。
東大生も京大生も学習時間の減少は同様に見られますが、
その振れ幅がそれほど大きくはありません。






それに、よく見ると1957年のの中堅大学Aの読書時間は、
東大生や京大生の読書時間とほとんど変わらなかったということが分かると思います。
当時はまだ、「背伸び文化」が存在し、
難関校についていこうとする風潮が存在していたが、
近年は中堅上流大学の学生文化が、
著しく下流文化になってしまったといえるのではないでしょうか。




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BYしずお

大学全入時代へ

1960年代の状況と2010年の状況を比較してみましょう。

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1960年代は小学校、中学校はほとんどの子供が通っていますが、
高校は6割、大学に通うことのできる学生は1割しかいなかったんです。
この大学は今の旧帝国大学や難関大学と言われる大学で、
大学とはまさに「エリート」が通うところだったのです。


この時の段階を「ピラミット」型と呼びます。
この頃の学生は、国を豊かにするためとか、
いい職業について豊かに暮らすためとか
そういった明確な目的意識を持って大学に通っていました。


そのため、時間を惜しんででも勉強したい!という学生が多く、
学内では政治の話や、哲学の難しい話をする事がはやっていたそうです。



パチンコに行っても一番人気の景品が岩波新書だったり、
学生もパチンコのハンドルにマッチ棒を挟んで自動連打になるようにしておいて、
その間に読書にふけるという光景がよく見られたそうです。



DSCN1255.jpg






2012年代
高校進学率はほぼ100%に増加しています。
そして大学進学率は6割、短大や専門学校を含めたら、8割になります。
ほとんどすべての学生が高等教育
(高校より上の教育機関での教育のこと)をうけることができるようになりました。

今や大学全入時代と言われ、大学進学はユニバーサル段階に入ったということができます。
グラフの形もほとんど長方形ですね。

しかし、授業の理解度を見ると、小学校は70%、中学校は50%、
高校は30%とこぼれてしまう学生も多くいることが分かります。
この中に授業の理解度のピラミットを見つけることができます。
つまり、大学に進学している学生は増えたが、
しっかりと学問が身についている学生は実は60年代とさほど変わっていないのです。



この状況、みなさんはどのように考えますか?





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BYしずお

第8回 定例研

第8回定例研を行いました。

今回も筑波大のCARPのメンバーが二人参加してくれました。
また敬愛大学のM教授に今回の顧問として参加していただきました!!



後期のテーマは「大学の教育」について




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引用http://www.geocities.jp/yamamrhr/ProIKE0911-62.html



前期は「国家財政」について定例研を行ったのですが、
その中で今の社会は「福祉」により多くのお金を投資しています。
高齢者が多い日本の社会においては仕方のないことですが、
今後はこれからを担う若者世代にお金をつぎ込むことが重要になってくる。
つまり、「教育」に投資をしていくことが大切だという意見があげられました。
今の若者がこれからの日本の社会を動かしていくことを考えたら、
今の閉塞した日本社会を打開していくには教育しかないと言っても過言ではないと思います。




私たちCARPは大学生のサークルなので、大学の教育に焦点を当てていこうということになりました。

今回のテーマは「大学の下流化」

竹内洋さんの『大学の下流化』(NTT出版、2011)の1章を参考にプレゼンを行いました。


1960年の大学と2000年代の大学を比べて、大学が、学生がどのように変化したのかを考えてみました。
まずはこのグラフをごらんください。


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上のグラフは高校卒業後の進学率の推移です。
緑の棒グラフは高校への進学率です。目盛は左側。
高度経済成長に先立って上昇を続け、1975年には92%、
2005年には98%となり、中学卒業生がほぼ全員、高校に進学するようになりました。



折れ線グラフの目盛は右側です。
青の折れ線グラフは短大への進学率を示します。
高度経済成長が始まるまでは2%台と極めて低かったが、
高度成長と共に上昇し始め、1975年には11.0%となりました。
しかし、バブル崩壊直後の1994年の13.2%をピークに減少に転じ、2005年には、7.3%まで低下しています。



紫の折れ線グラフは大学への進学率を示しています。
短大と同じように、1975年の26.7%までは上昇を続けていますがその後低迷し、
バブル崩壊後の1990年には24.6%となりました。
しかし、その後、再び上昇に転じ、2005年の44.2%まで増え続けています。



赤色の折れ線グラフは短大と大学の進学率の合計を示します。
2005年には、51.5%となり、3年前の中学校卒業者の半分以上が短大や大学へ進学するようになりました。



現在は大学全入時代といわれるほどです。
この50年間に大学は大きく姿かたちを変えていったのです。



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BYしずお



第7回定例研

前期最後の定例研究会を行いました。


最後にして最大の定例研でした。今回はゲストを二人お迎えしての研究会でした。
敬愛大学のM教授と、日本大学のK先生にお越しいただき
教授を交えての良き話し合いの場となりました。



今年の前期は「国家財政」をテーマに研究会を重ねてきました。
千葉CARPとして国家財政についてのの提言を行うことを目標にしてきましたが、
最後となる今回は
会場も穴川コミュニティーセンターを借りて大々的に行いました。


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この前期を簡単に振り返ってみると
第1回目は国家財政についての下調べをして発表しました。

第2回目は筑波CARPと合同で国家財政についての定例研を行いました。
この時、議論が盛り上がりすぎて時間が足りない・・・
という事態になったので、次回からテーマを細かく絞って定例研をすることにしました。

第3回目は国債の問題について

第4回目は生活保護の問題について

第5回目は生活保護の映像学習をしました。

第6回目はフィンランドの福祉社会の事例を研究し、

今回を迎えました。
改めて見ると前期いろいろなことを話し合ってきました。





今回は教授も交えてだったので活発な議論と、様々な興味深い意見が飛び交いました。
最終的に行き着いたところは以下の4点です。
家庭が重要

未来に対する投入(教育)があったら

SNSをもっとうまく使うことができたら

税金をどの分野にどのように納めていくのかをもっと考えていけたら



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①家庭が重要

第5回定例研の映像学習では、若者に広がる貧困についてので映像を見ました。
若者が働けずに生活保護を受け孤独に生活している事例を取り上げました。
貧困であったり、精神的に大変な若者を見たときに
共通して言えることは家庭の環境があまりよくないということなんです。
小学生や中学生の時にお父さんやお母さんからいっぱい愛情を受けて育ったかどうかが
その後の子供の人生を大きく左右することになります。
福祉を充実させ大きなセーフてジーネットを貼ることは重要なのですが、
社会からはじかれる人を作らない社会、人と人が繋がれる社会を気づくことが一番大事なことだと思います。

会社においても、家族を大切にできるような働き方に転換すること、例えば育児休暇を取りやすくして、子育て後のお母さんももう一度戻ってきやすい体制をとるとか。長距離の単身赴任はなくして、自宅から通える範囲に仕事場を置くこと。できれば自転車圏内が望ましい。今はSNSの発展によりソーシャルワーカーや、家にいながら仕事ができる在宅勤務もできる時代。
このようなものを駆使して仕事と家庭のどちらも大切にする社会を作っていきたい。





②未来に対する投入(教育)があったら
現在の日本では社会保障の福祉分野に多くのお金が投資されています。少子高齢化も進む中で老年人口がどんどん増えてきてることもあり、さらに多くの灯押しが必要だという社会的な流れになっています。
私たちは、より未来の世代にお金を使った方がよいのではないかと考えました。
フィンランドは小学校から大学までただで教育を受けることができる。すべて国のお金でやってしまったら、発展しにくいとか、無駄遣いが多くなるという弊害も考えられますが、すべての子供たちが平等に教育を受けらられることを土台にして、その若者が社会に出て国を担っていくことを考えたら、今の日本には必要なのではないでしょうか?
お金には限りがあるので、少子高齢化を食い止め少しずつ高齢者の福祉に投資するお金を、未来を担う若者に投資できるようにしていったらよいのではないだろうか。





③SNSをもっとうまく利用できたら。
SNSが発達して当たり前のように使われる時代。facebookやTwiterを使っている人も多いのでは。SNSは多くの人とつながることがでいる半面、実体の人間関係を希薄にするということで批判もされてきています。
しかし、消費者や市民の声を反映しやすいし、彼らが「いいね!」と思うものが評価され、必要とされないものは自然に淘汰されていくのでいいものだけが残ると思います。さきの項目にもあるように仕事においても非常に便利です。
今後はCARPとして統一原理を学んだ土台の上で何か使い方の指針を示していきたいという話にも発展しました。






④税金をどの分野にどのように納めていくかをもっと考えていけたら
日本は若者の政治離れが進んでいる。政府と国民との信頼関係が構築されていない
そのため、税金も喜んで国のために納める人はいないのではないでしょうか。
まずは国が何にどのくらいお金を使っているのかを細かく情報提供をすること。
そして税金も納める金額は変わらずも、どの分野に税金を納めることができるかは、市民自身が選べたら面白い。
今のSNSが発展した社会ならばそれも可能なのではないでしょうか?



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前期のていて意見を通して多くのことを学ばせていただきました。
社会の問題に関心を向けるようになったので、ニュースが面白くなったことはひとつ、
個人的にはプレゼン力発表力なんかも鍛えさせられました。
後期も充実した定例研を作っていきたいです。
以上前期のまとめの定例研でした!!!



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BYしずお

プロフィール

しずお

Author:しずお
今年から千葉のCARP代表になりました。
千葉CARPはW-CARP JAPANの理念に賛同しています。
このブログではCARPの活動やメンバーの様子、気になるニュースからつぶやきまで
CARPメンバーの日常を紹介します。

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