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「ソクラテスの弁明」プラトン

今日はとてもガッツりした記事です。
皆さん心して読んでください。






“ソクラテス”という人物は皆さんもご存知、
有名な哲学家で「哲学の父」と称された偉大な人物です。



しかし、彼自身は一冊の書物も残していないこともご存知でしょうか?
実は彼の思想を書き記し、現代に伝えてくれたのは、弟子“プラトン”でした。
その代表作が「ソクラテスの弁明」という作品になります。




この作品は、ソクラテスが裁判にかけられた際、
アテネ市民に対して弁明を行うスペクタクルを小説チックに記したプラトンのデビュー作になります。




ところで、ソクラテスはなぜ裁判にかけられたかといいますと、
青年を腐敗させたのだという疑いがかけられたうえ、
彼が国家の信じる神ではなく、他の神を信じていたからです。





裁判には三人の告発者がと500人市民裁判員が集まります。
話しは、この裁判の進展に即して三つのパートに別れて進みます。






第一部は、告訴人たちに対するソクラテスの反論です

彼がなぜ青年と対話を始めたのかについて話しはじめます。
それはデルフォイの神殿で「ソクラテス以上の賢者はいない」と神託を受け、
その真偽を確かめるべく、アテネの賢者たちに質問をして回ったというのです。

最初は政治家、次に詩人、最後に手工業者のところへいきます。
しかし、彼らは自分を賢者と思い込んでいるだけで、
誰一人として、ソクラテスの質問に最後まで答えられる者はいなかったのです。




そこでソクラテスは気付きます。




自分は知らないということを知っているだけ、彼らよりも優れていると。
これが有名な「無知の知」の意味です。

実はソクラテスを裁判にかけた三人な告発者は、ソクラテスにこけにされた、
この政治家、詩人、手工業者たちのことです。



sokrates.jpg
www.ne.jp




続いてソクラテスは、理想の国家や正義と死の関係について語ります。
国家の不正を防止し、正義のために戦う者は、決して死を恐れてはならないというのです。
そして彼自信、今回の不正な裁判に際して、死を恐れていないと訴えます。





ソクラテスの強い信念を支えていたものは何だったのでしょうか。
それは、「魂への配慮」と呼ばれるものでした。
つまり、魂が不正を避け、徳の獲得を目指す、いわば善く生きようとする心構えにほかなりません。

恐らくプラトンは、死をも恐れず理想の生き方を追及するソクラテスの生き方に心を打たれたのでしょう。
後にそうした影響を受けた作品(「饗宴」イデア論)を残していきます。




そして、見事な弁明を展開したソクラテスですが、第一回目の判決は僅差で有罪になってしまいます。

そこで話しは第二部に移ります。



第二部で、彼は、自分の行為は青年を害するものではなく、
むしろ優れた思慮を持つ人物にするものだから善行であり、せめて罰金刑にするよう申し出ます。
しかし、裁判官の心証はかえってわるくなり、死刑判決が下されてしまいます。


450px-Socrates_Louvre.jpg

philosophy.hix05.com




第三部で、ソクラテスは、有罪と無罪の判決を下した人たちそれぞれに語りかけます。





有罪判決を下した人たちには、死刑判決を下したという汚名と
罪科によって将来問責されて悩むことになるだろうと警告を浴びせかけます。

逆に無罪判決を下した人たちには、死は一種の希望であると語りかけます。
つまり死は感覚の消失であり、そんな利得を与えられるなら、
死んで人生の困苦を逃れるほうがよいと。




そして、最後、法廷を去るソクラテスが残した言葉はとても印象的です。




「しかしもう去るべきときが来た----私は死ぬために、諸君は生きながらえるために。
もっともわれら両者のうちいずれがいっそうよき運命に出逢うか、それは神より外に誰も知る者がない」




裁判の後、プラトンをはじめ多くの弟子たちに見守られ、
ソクラテスは潔く毒ニンジンの入った杯を仰ぎます。
そして二千数百年経った今も語り継がれる伝説の人物となったのです。





本心に生きたソクラテスと、それに感銘を受けた弟子プラトンの生き方というものは
現代社会においても普遍的に感じとることのできる歴史を越えた内容である感じます。
私たちもソクラテスのような信念を貫けるようになれたらかっこいいですね。





今日も1日頑張っていきましょう!






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BYポメラニアン&しずお
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しずお

Author:しずお
今年から千葉のCARP代表になりました。
千葉CARPはW-CARP JAPANの理念に賛同しています。
このブログではCARPの活動やメンバーの様子、気になるニュースからつぶやきまで
CARPメンバーの日常を紹介します。

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